2005年11月に念願の工場訪問が叶い、中を見学させていただいた。感激！ トーカイギターとの出会いは、80年頃Tokaiがレスポールのリボーンオールドを出したばかりの時に巨大見開きカタログを入手、そのあまりのこだわりに驚いた時に遡る。スペックだけではなく木材等の材料までこだわりにこだわって、当時の本家ギブソンスタンダードは軽く追い越す品質を実現していた。その高い志にも拘らず、その夢ついえて倒産してしまったが、その後再度復興し、今では数少なくなった国内工場で高品質のギターを作り続けている。その志を一人のファンとしていつまでも称え続けたいと思う。90年初頭に久々にギターが弾きたいと思って買ったちょっと古めの（おそらく80年代初頭物）LS-80はとてもいいギターだったが、観光バスの荷物入れに入れていたらネックが折れて廃ギターになってしまった。その後、2000年以降ヤフオクで数本の比較的古めのレスポールを落札。それぞれとてもいい味があって使っているうちに愛着が湧いてきた。トーカイのオールドはLS-60・LS-80でも基本的に躯体部分の品質がいいので、すこしパーツを交換し、回路に手を入れてやれば本家レスポール新品の半分以下で同等もしくはそれ以上の音が出てしまう、というコストパフォーマンスの高さも魅力的だ（W124等のボディ剛性の高いドイツ車的）。下記トーカイのレスポールは製造された年代も違えば、それぞれ個体としての特徴があって音が違うのも面白い